Sunday, October 27, 2013

学校心理士という仕事

今日は学校心理士(School Psychologist)について紹介したいと思います。
そして、アメリカの教育制度についてちょこっと。

日本には無い資格ですが、アメリカには学校心理士という資格があります。
一言で説明するのは無理があるのですが、簡単に、本当に簡単に言うと普通学級から特別学級に移行する子供たちを支援したり、学校全体のカリキュラムやシステム変更をしたり、先生達のトレーニングやコンサルティングをしたりする仕事です。

学校カウンセラーと間違われやすい仕事ですが、違います。

アメリカでは最低でも修士号(大学卒業後3年間の大学院)もしくは博士号が必要とされている、いわゆる専門職です。

私が今勉強しているのが、この学校心理学と言われるものです。
心理学と特別教育を合わせたようなところに位置するものです。

アメリカの教育システムでは、特別支援が必要かもと思う子供がいた場合、私たち学校心理士が色々なテストやアセスメントをして、特別支援の基準を満たしているかを判断するのが学校心理士の仕事の1つです。

子供の将来に関わる大きな決断を担うこの仕事、沢山の側面があります。

特別支援が決まると、両親、教師、学校心理士、特別支援学級教師などが集まりその子のための特別カリキュラムが個別で作られます。
そしてそのカリキュラムを行うことが学校側に義務づけられます。

沢山の人の思い、考えが集まるミーティング、色々な感情の高まり等があります。
子供を特別支援級に入れて、支援を受けさせたいと考える両親。。。。
子供を特別支援級に入れたくない両親。。。。

実習が始まり、こういう人の”感情”に出会うことが多くなりました。
普通の関係では見ることのできない人の深い感情に出会うとき、私の感情も揺れます。

かなり、固い感じのポストとなってしまいましたが。。。。。。
次回はもっとおもしろいことにしますね。笑。

学校心理士という仕事、今後の日本にもとても必要な大切な仕事になると思います。
子供のために、必要なサポートが与えられる、そういう教育システムへと段々と近づいていってほしいなと、毎日願います。

まずその一歩として、このポストを通して、こういう仕事が他の国には(世界の先進国のほとんどにはあるんですが。。。)あるということを皆さんに知っていただけたら嬉しいです。

(*^ー^*)

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